What is Silkscreen?

シルクスクリーンとは?

シルクスクリーンとは孔版印刷のプリント技法の一種で、
メッシュ状の版にインクが通過しない孔(あな)と
通過する部分の孔(あな)
を作り、版を製作します。
その版にインキを乗せ、スクイージやスキージと呼ばれる
ゴム製のヘラなどを使って、インクを押し出し印刷します。

1色毎に1つの版が必要で1色1色刷り重ねていくことで、多彩な色使いも表現できます。

pros and cons?

メリット&デメリット

シルクスクリーンのメリット

●インクの種類が豊富

●対応できる素材が多い

●耐久性◎ 発色◎

●様々なアイディアに対応できる

インクの種類によって、様々な風合いが表現できます。
蛍光、蓄光インク、金銀色などの特色にも対応可能です。

インクの種類を資材によって変えられるため、
様々な資材に対応できます。

インクの特性上、プリント面の耐久性が良く、
インクジェットなどに比べて発色がとても良い

インクによって資材によって、プリントの仕方によって
様々な風合いを表現出来ます。
一度版を製作したらデザインの組み合わせなどを変えて
楽しむことも可能です。

シルクスクリーンのデメリット

●色数分の版が必要になる

●小ロットだと高くなる

シルクスクリーンでは色数分、版(デザインの型)を製作
する必要があります。
グラデーションやカラフルなデザインでは割高になります。

初回のみ版代がかかるので
オーダー枚数が少なくなると割高になります。
なので、最終オーダーから一年間版を保管させて頂きます。

about history

Roots of
Silkscreen

シルクスクリーンのルーツ

シルクスクリーンのルーツはステンシルという型紙を
使用した印刷技術で、これは日本でも古くから
着物を染める際に使用された印刷技法である、
紅型や伊勢型紙などとして親しまれてきました。

それをヒントにイギリス人サミュエル・シモンが
シルクを使って型を作り印刷しそれを
「シルクスクリーン・ステンシル」としたのが始まりと
言われていて後に「シルクスクリーン印刷」と
呼ばれるようになりました。

Where to use?

どんなところで使われている?

シルクスクリーン印刷は、素材に合わせてインクを変えることで、空気と水以外のあらゆるものに印刷できると言われている、柔軟性、創造性に富んだ印刷方法です。

Tシャツ・トートバッグ・生地などの布製品をはじめ、木材、プラスチック、金属、精密機器など、身の回りのいろんなところで目にすることができます。

Silkscreen with art

シルクスクリーンと芸術

シルクスクリーンは商業、工業的な使われ方のみではなく、
芸術の表現方法として20世紀初頭に実験的に使われ始めました。
アンディ・ウォーホルや草間弥生、横尾忠則などが有名ですが、
今なおアーティストの表現活動にも活用されています。

出典「Barnebys」Key Art Market Findings From the First Half of 2022 | Barnebys Magazine